検査診療機器

動物用生化学自動分析装置

血液検査の装置で、血液中の各種成分を計測し糖尿病、肝臓病、腎臓病など主に内科的な病気の発見で役立ちます。院内で検査できますので採血後20~30分程度お待ちいただければ結果をお知らせすることができます。また、定期的な健康診断時に血液検査を行うことで病気を早期に発見することができます。

全自動血球計数器

血液の血球成分を調べる装置で、白血球、赤血球、血小板の数を計測したり白血球分類などを行います。

眼圧計(トノペット)

眼球内の圧力を測定する装置で、緑内障の診断などに使用します。 正常値は個体差がありますので、愛犬や愛猫の正常値を把握するために日頃から測定しておくことをお勧めします。

カラードプラー超音波検査機器(ARIETTA 850)

超音波検査は、動物に負担をかける事なく肝臓、胆のう、脾臓、腎臓、膀胱、子宮、前立腺、膵臓、心臓などの内部構造を調べることができる装置です。また、カラードプラーにより従来の超音波検査では捉えられなかった心臓をはじめとする各種臓器の細部にわたる血液の流れを捉えることができ、より正確な診断が可能になります。

デジタル画像診断システム(Fuji Film DR)

レントゲンで撮影した画像をデジタル化することができます。従来のCRシステムより早く、高画質にデジタル化することが可能になり画像診断の精度が向上しました。

電子内視鏡

内視鏡は、胃、十二指腸、結腸、直腸の状態を観察したり、一部組織を採取して検査する装置です。 また、大きさや素材によりますが、胃の中の異物を開腹することなく摘出することができます。

高周波手術装置

【電気メス】+【アルゴンプラズマ凝固】+【バイクランプシステム】 電気メスは手術の際、組織に様々な切開、凝固、止血を自動制御しながら短時間に行うことができます。また、アルゴンプラズマ凝固は高周波電流をアルゴンガスとともに流して止血する装置で、手術の際、切開部などの組織をすばやく浅く均一に凝固させて止血を行います。手術時間の短縮が可能になり生体への負担軽減や術後の傷の腫れや痛みが軽くすむというメリットがあります。バイクランプシステムは7mm未満の血管をシーリングして止血することが可能で、体内に縫合糸を極力残さず、手術時間の短縮が可能になり、動物への負担を軽減することができます。

全身麻酔機

麻酔は主に気管内チューブを挿管して行う吸入麻酔を行っており、人工呼吸器を使用して呼吸管理を行うこともできます。小さな動物に対しても安定した麻酔と人工呼吸を行うことができます。

生体監視モニター

手術の際に、麻酔中の心電図、心拍数、体温、血圧、呼吸数、動脈血酸素飽和度(パルオキシメータ)、呼気の二酸化炭素濃度を測定します。 手術中の動物の状態を詳細に把握することにより、より安全な手術を行うことができます。

ベッセルシーリングシステム(Liga Sure)

手術の際、7mm未満の動脈・静脈および組織束をシーリングして止血することが可能です。従来の縫合糸を使用する方法に比べて、短時間に確実に止血することができ、体内に縫合糸を残しません。これにより手術時間の短縮が可能になり動物への負担を軽減することが可能になります。

集中治療室(ICU)

ICUは温度、湿度、酸素濃度を設定し、一定に保つことができ、重症症例や手術前後の動物をより安全に治療することができます。

血液凝固分析装置

クリヨペン(動物用凍結手術装置)

皮膚病変(腫瘤)を安全で簡便に治療する凍結治療器。亜酸化窒素で病変を-20°Cまで以下まで凍結し、細胞を壊死させ除去することが可能です。